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緑の紫雲山を借景に6つの池と13の築山を配した江戸時代の大名庭園。国指定の特別名勝。南湖の西のほとりには、江戸時代の初期に生駒家によって建てられたといわれる清楚なたたずまいの茶室「掬月亭」があります。そして、この亭の庭先には、徳川11代将軍家斉公ゆかりの銘松「根上り五葉松」が根を地上1m余も露出させ、見事な枝ぶりとともに風趣あふれる景観をみせています。 |
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300年近い歴史を持つ高知の日曜市は、ヤシ並木の木陰が続く追手筋で開かれています。路上に並ぶ露店は、約650店、長さ1kmにも…。南国の太陽を受けて育った新鮮な野菜やくだもの、そしてお菓子や日用品、雑貨などが所狭しと売られています。南国の人情も行き交う、こころ温かな市です。 |
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阿讃山脈を分け入る柞田川上流に建設された「豊稔池堰堤」。長い年月に風雨がさらされていた堰堤は、中世ヨ−ロッパの古城も感じさせられる威容と風格をも備え、見事、四季折々にとけ込ませているような景観が観られることだと思えます。堤長145.5m、堤高30.4mのコンクリ−ト造溜池堰堤には、両竹部は重力式で中央部あたりにはア−チ5個と6個の扶壁(ふへき|バットレス)となるマルチプルア−チ式が、先駆的で希少な構造の形式が農業土木史上価値も高く、また、昭和前期における堰堤建設の技術的で達成度においても高く示され、平成18年12月19日(2006年)には重要文化財(建造物)として指定されたようです。 |
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“うだつ”とは2階部分の隣家との境に防火などの目的でつくられた袖壁のことで、江戸時代の藍商家など白壁漆喰に昔ながらの面影を残す情緒あふれるアンティ−クストリ−ト。約400m続く町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、歴史散策や文化探訪にぴったり。うだつの設置には相当の建築費を要したことから“うだつがあがら ない”の語源ともいわれています。 |
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室戸岬バス停から室戸青年大師像付近までつづく約1.2kmの海岸遊歩道。道沿いには、天然記念物のアコウやアオギリなどの亜熱帯植物がおい茂り、夏はハマユウやテリハノイバラ、秋はハマアザミ、初冬にはツワブキなど、可憐な花を結んだ海岸植物との出会いがまっています。また、灌頂ケ浜、小授けの石、目洗いの池など、弘法大師とその伝説をいろどられた見どころも数多くあります。 |
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龍頭岬と龍王岬との間にひろがる約1キロメ−トルの弓状の浜。緑ゆたかな松林と五色の小石、そして紺碧の太平洋とのコントラストが美しい観光ポイントとなっています。また、月の名所としても知られ、毎年中秋の名月の夜に鑑月会を開催。坂本龍馬の銅像の建つ龍頭岬からは荒波がうちよせる雄大な風景を満喫できるほか、周辺には博物館や水族館、闘犬センタ −や周遊道なども整備されています。 |
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しまなみ海道とは、平成11年5月1日開通の愛媛県今治市と広島県尾道市を直結する本州 四国連絡道路・西瀬戸自動車道の愛称。多々羅大橋は、愛媛県大三島と広島県生口島を結ぶ県境の橋で、橋長は1480m(中央径間 890m)の斜張橋となっており、斜張橋としては フランスのノルマンディ橋を抜いて世界最長。白鳥が羽を大きくひろげたような優雅な姿 が瀬戸内海に美しく映えています。 |
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砂浜を美術館にしてしまうユニ−クなイベント。Tシャツに思い思いのイラストなどを描き、海岸に“干します”。風にはためくTシャツと、砂浜、太平洋が見事にマッチしたア−ト展です。 |
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桃太郎や浦島太郎、塩飽水軍や村上水軍など数々の伝説と歴史を持つ瀬戸内海の島々。瀬戸内海沿岸を走る予讃線の車窓から眺める多島美の背景にいくつもの歴史的ドラマとロマンが思い浮かびます。 |
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物部川支流の日比原川沿いにある壮大華麗な滝。日本の滝百選のひとつにも選ばれた名瀑で、落差82mもの高さからゴウゴウと音をたて飛沫をあげながら3段にわたって流れ落ちる光景は迫力満点。周辺には緑濃い樹林がおい茂り、春は桜、夏はキャンプ場、秋は錦おりなす紅葉の名所としてひろく知られています。神秘的な滝壺には玉織姫にまつわる哀しい平家伝説も今に語られています。 |